単にプロテインと言っても様々なものがあります。原料や製造方法、効果も違ってきます。この記事ではそれらの違いを紹介していきたいと思います。
目次
1.プロテインの種類
2.プロテインの製造方法
3.たんぱく質の評価
4.アミノ酸スコアを知る
目次
プロテインの原料や種類ってどれくらいあるの?
プロテインの種類
ホエイプロテイン
牛乳から脂肪とカゼインを取り除いて作られています。
水溶性で吸収が早く1時間~2時間で吸収されます。
一般的にプロテインといえばこれを指します。
種類が豊富で比較的に美味しいです。
カゼインプロテイン
こちらも牛乳で作られていて、チーズやヨーグルトを固める性質があります。牛乳を温めた時にでる膜ですね。。
水に溶けにくい不溶性で吸収が遅い特徴を持ちます。
腹持ちが良いのでダイエット中や、寝る前、間食として使うのがおすすめです。
吸収時間は4時間以上かかります。
ソイプロテイン
大豆を原料に作られています。
イソフラボンの作用を受けます。女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ていて植物性エストロゲンと呼ばれたりします。
ホエイが体に合わなければソイプロテインを試すと良いです。ダイエット中や女性におすすめです。間食防止にもなります。
ただ、溶けにくくザラザラした感じになります。
イソフラボン:機能成分であり、ポリフェノールの一種でワインに含まれていたりガンになりにくくなると言われています。女性ホルモンに似た働きをするため、更年期障害の緩和に役立ちます。骨粗しょう症や、冷え性、動脈硬化等にも効果があります。
大体のプロテインはこれらでできています。他にもビーフプロテインやエッグプロテイン、ライスプロテイン、ピープロプロテイン(エンドウ豆)などあります。しかし入手難度が高く、高価になります。
ホエイプロテインの種類
こちらではプロテインの生成方法による違いを紹介します。
WPC(ホエイプロテインコンセントレート)
プロテインの濃度が80%以下の濃縮膜処理法というのが使われています。乳糖が含まれています。乳糖不耐症でお腹を壊す人は注意が必要です。
乳糖不耐症:牛乳内の乳糖(ラクトース)を分解するラクターゼの分泌不足によって起こります。
対策:乳糖の入っていないものを選ぶと良いです。1度に多量に摂取しないことや、体温より少し高く温めて飲むことも有効です。WPIやソイプロテインも乳糖が入っていません。
WPI(ホエイプロテインアイソレート)
プロテインの濃度が80%以上、イオン交換法で乳糖を含みません。値段も効果になります。
乳糖が含まれていないので、乳糖不耐症で腹痛や下痢の症状が出る方はWPIをおすすめします。
WPH(加水分解ホエイペプチド)
高純度なたんぱく質です。
値段が高く非常に高価です。
WPCより溶けやすいです。